アイスホッケーの未来のために

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前回、クレインズ解散の記事を書きました。

【悲報】日本製紙クレインズ廃部
12月18日。日本のアイスホッケー界に激震が走りました。 北海道釧路市を拠点にしていた、アジアリーグの日本製紙クレインズが親会社の業績不振により今シーズン限りでの廃部決定を発表されました。 【釧路】日本製紙(東京)は19日、釧路市内...

日本のアイスホッケーは衰退の道に入るのか、ここから一念発起して力を合わせて盛り上げていくのか、日本アイスホッケー界のターニングポイントを迎えています。

たかが、企業チーム一つの解散に大袈裟かもしれもしれませんが、クレインズ廃部はそのくらいの意味を持つアイスホッケー界において衝撃的な出来事です。

今日は、そんな感傷に浸ってしまっているので、若いアスリートを目指している人たちに向けてメッセージとプロとは、アスリートとは、スポーツとはといったところのお話をしていきたいと思います。

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アイスホッケーの未来のために

クレインズ廃部は間違いなく日本アイスホッケーのレベルの低下につながります。

ただでさえ、アイスホッケー人口が減っている昨今で、北海道でもアイスホッケーをやる子供達が減ってしまいます。

全体の母数が減ってしまっては、レベルも落ちていく可能性が高いからです。

もちろん人口が少ない国でもアイスホッケー強豪国もありますが、それは別問題。

アイスホッケーがなぜ人気がないのか。

アイスホッケーは知られていないのか。

それは、世間の流れもあるにせよ、選手のプロとしての自覚が薄いことが一因と私は思います。

これは、どの競技のプロ選手についても言えることですが、日本のアイスホッケー選手はことさらプロ感がないのです。

実力ではなく、プロ=仕事として多くの人に喜んでもらえる努力です。

喜んでもらえる人数が他の競技に比べて圧倒的に少ないです。

プロアスリートは、どれだけの人にその競技をみてもらえて、喜んでもらえるかが最重要なのです。

喜んでもらえるから、スポーツが仕事として成り立つのです。

『トップチームに入れた!やったー!』

『大好きなホッケーだけできる!』

といったように、自分中心のベクトルしかないから、一般的には知られていないし、見てる人が少なければスポンサーもつかないし、どんどん状況が悪くなっているのです。

もっと知ってもらうため、もっと沢山の人に喜んでもらうための大きな波を作らなければいけなくて、それを目指すのが真のアスリートだと私は思うのです。

ある程度、人気がすでにあるスポーツなら、技術を高めて、見にきた人にプロ選手らしい高いレベルの試合観戦を提供することや、ファンの喜びのためにチームで優勝を目指すというのも良いですが、アイスホッケーはそれだけでは足りないのです。

技術も大事ですが、もっと知ってもらうため、喜んでもらえるための努力が必要な時期だと思うのです。

一例として、卓球の愛ちゃんや、テニスの錦織圭選手が最近では、それを体現した人です。

愛ちゃんは、連盟の戦略もありますが、卓球の暗いイメージを払拭するために、小さい頃から目をかけて猛烈にプッシュして、世の中にアピールしました。

愛ちゃんの引退後、後輩たちがその流れをつなげて現在は世界に誇れる卓球選手を次々送り出しているのは、先駆的に愛ちゃんの頑張りによる功績のおかげです。

愛ちゃんは決して世界トップというわけではなかったですが、アスリートとしては偉大な人であると私は思います。

テニスの錦織圭選手も同様ですね。

アイスホッケーはチームスポーツなので、卓球やテニスのように極端にここまではできないかもしれませんが、チームスポーツでもサッカーやバスケットボール、ラグビーの昨今の盛り上がりを見れば組織的に頑張っているのがわかります。

アイスホッケーだってできないことはないはずなんです。

わたしが時々『いつか日本からNHLのプレーヤーが出て欲しい』といった真意はそういう思いがあるのです。

卓球なら愛ちゃん、テニスなら錦織選手、サッカーならカズや中田ヒデ、ラグビーなら五郎丸といったアスリートが、自覚を持って業界を牽引したからこそそれらのスポーツの今があるのだと思います。

もちろん個々の力のみではなく、連盟等の後ろ盾や、支えがあってこそではありますが、その力がありそうな選手の早期発見と、支援を行うことでアイスホッケーの未来が変わってくるのではないかと思います。

今現在、トップリーグを目指すアイスホッケーをやっている若者たちには少し難しいですが、アイスホッケーでプロを目指すのであれば、ぜひ自分中心だけでなく、アイスホッケーの未来のために動ける選手にぜひなって欲しいと願っています。

一個人が偉そうに語ってしまいましたが、アイスホッケーの未来のために私も尽力していきます。

あとがき

私も幼少期はプロを目指してスポーツをしていましたが、正直この記事に書いたような考えまでは及んでおりませんでした。

いろんな人や、本、経験、メディアを通して、スポーツ界について考えるようになりました。

特にタレントの武井壮さんのスポーツに関する考え方に触れた時には、これがモヤモヤしてまとまっていなかった僕が伝えたかった想いだと感動しました。

マイナースポーツをやっている人は絶対に聞いておいた方が良い考え方だと思います。

よかったら、動画貼っておくので、ぜひ見てみてください。

スポーツは素晴らしい。それは間違いないことです。

それを伝えることも、スポーツに従事する者の大事な役割です。

アイスホッケーの素晴らしさを伝えられるよう当ブログも日々精進します。

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