アイスホッケーを始めるにあたり、まず最初に必要となるのがアイスホッケー用のスケート靴です。
アイスホッケー用のスケート靴はただサイズが合うという理由だけでは適切なスケート靴を選ぶことはできません。
あなたに合ったベストなアイスホッケースケート靴は、スキルレベル、プレースタイル、足のサイズと横幅と深さ、体重によって異なります。
この記事では、スケート靴を購入する際に個人的な好みやレベルに応じてどのスケート靴が最も適しているかを決める時に参考になるような解説をしていきます。
アイスホッケーのスケート靴の費用について
アイスホッケーのスケート靴を購入する際は最低でも15,000円はかかります。
それ以下の金額は、単にスケートリンクを滑るだけの目的でしたら構いませんが、競技として行うには適していません。
アイスホッケーは競技中にターンしたり、ストップ、ダッシュ、足をクロスさせたりと複雑な動きが多いので、品質の良いスケート靴は不可欠です。
安く済ませる方法としては、ネットオークションやメルカリなどで中古品を手に入れることもできますが、はじめたばかりのうちは新品を購入することをお勧めします。
メルカリ– かんたん購入・出品 フリマ通販アプリ – Mercari, Inc.
現時点でアイスホッケーを始めることを目標にしている場合は、やす過ぎないスケートを選ぶことをお勧めします。
ただし、新しいモデルのトップモデルである必要はありません。
店舗等では前年モデルなどをお得な価格で販売していることが多いです。
セール品はお得な価格で品質の良いスケート靴を選ぶにはとても良い方法です。初めて購入する際はセール品をうまく活用しましょう。
お店に出向いて購入できるときは、必ず試着をしてフィッティングを確認しましょう。
同じサイズでも、メーカーによってフィット感が異なります。
スケート靴のホルダーとランナー
アイスホッケーのスケート靴は靴の部分の下にホルダーと呼ばれる部分があり、その下に刃(ランナー・ブレード)がついています。
一般的なスケート靴はこのホルダーやランナーは交換することが可能で、破損や、刃が少なくなってきたら別売りのランナー等を購入し自分で交換することができます。(ホルダー交換は難しいので店舗でやってもらいましょう。また、購入したランナーは研磨されていませんので、いずれにせよ研磨と合わせて店舗でやってもらうと良いでしょう。)
いつスケートの刃を交換すべきか
週一回程度の氷上練習であれば、数年に一回程度のランナー・ブレードの交換で良いででしょう。
何度も研磨していくことで、ランナーがすり減っていきホルダー部分に近づいてきます。
わからないときはショップの方や経験豊富な周りのベテラン選手にみてもらいましょう。
プレースタイルによる違い
プレースタイルによっても選択肢は異なります。
オフェンシブなのか、ディフェンシブなことが多いのかによって、重心の位置の頻度が異なるります。
例えば、オフェンシブなシーンが多い選手は、ややかかとが高いものの方が前傾姿勢になりやすく膝を深く曲げやすいので、そういったタイプのスケートを選ぶとより効果的です。
他にも様々な重心位置をモデルによって選択できるので、自分のプレースタイルについてもよく解析しておきましょう。
フィット感による違い
メーカーによって、足の細かな違いによってモデルを分けています。参考例を下の画像をご覧ください。
バウアー(Bauer)
CCM
一部のプレーヤーはぴったりのフィット感を好みますが、他のスケーターはゆるいフィット感が好きだったりと、適切なフィット感は、足の形や個人の好みによって異なります。
スケーティングの姿勢や、ブレードの減り方を解析することですることでさらに調整することもできます。
初心者のプレイヤーは、伝統的なクラシカルなモデルで最初ははじめてみると良いでしょう。
可能な限りで、様々なメーカーを試着してフィット感を確かめましょう。
スケート靴の硬い・柔らかい
アイスホッケー用のスケート靴はスペックによって靴の剛性力が変わります。
通常、初心者の方は柔らかめのものを好む傾向があります。
ブーツ部分が硬すぎると、ホールド力が増す分、うまく使いこなせないと、十分に膝を曲げられなかったり、足首を倒すのが難しくなります。
筋力がありスケーティング技術が高い選手は高い剛性力の反発力や、足首をホールドすることで高度なスケーティング能力を発揮することができます。
ただ、先ほど述べたように初心者の方はまず使いこなすことができないので、高スペック=良いという図式は正しくありません。
初心者のアイスホッケー選手にはどんなスケートが最適か?
初心者のアイスホッケー選手は、ラインナップの中グレードのものを選択するのがベストです。
トップモデルの場合、初心者の方のレベルではブーツが硬すぎます。低価格のスケートの場合は、足首を曲げる際などに十分なサポートを受けることができず、怪我の元になったり、すぐに壊れてしまうことがあります。
中グレードのスケート靴の値段は35,000円前後の価格帯のスケートがおおよその目安となります。
家の近くにショップがあるようでしたら、必ず試着をして自分にフィットしたスケート靴を選びましょう。近くにショップがなかったり、サイズがわかる場合は、オンラインショップか購入もできます。
いくつかのオンラインストアをご紹介いたします
値段の違い
高価なスケートが必ずしも良いとは限りません。前述したように、レベルとプレースタイルに合わせて適切なタイプのスケートを見つける必要があります。
・平均的な値段のスケート(15,000円~35,000円)はエントリーモデルですので、始めたばかりのプレーヤーにはおススメです。
・高価なスケート(50000円~100,000円)は高レベルの選手はこのクラスのもの選びましょう。高価なスケート靴は通常、硬く、軽く、さまざまなテクノロジーを使って作られています。高頻度で練習や試合を行う場合は、高スペックのスケートを選びましょう。
小さな子供のためのスケート靴を買う場合は、子供たちはすぐに成長するので、あまり高価なスケートはお勧めしません。
中グレードのものを成長に合わせて買い換えていくのが良いでしょう。
オンラインショップでスケート靴を購入する
初心者の方は、可能であれば詳しい店員さんのいるお店でスケートを購入することをお勧めします。
どうしても近くに店舗がない場合は、このブログを参考にしてオンラインショップ等で購入しましょう。
オンラインショップで購入する場合、多くのショップが未研磨であれば、サイズが合わない場合、送料のみで返品が可能な場合がほとんどです。
ただし、中グレード以上のモデルは現在、オーブンによる靴の成型が可能な場合が多いので、基本的には店舗で温めてもらって自分の足型にあった靴を成型するとよりパフォーマンスが上がるので、店舗が近くにあることが理想です。
まとめ
スケートを選ぶ際のご参考になりましたでしょうか。スティックと同様に、パーソナルな要素が多いスケート靴です。決して安価ではないので、慎重に選んでもらい、ご覧いただいた皆様のベストフィットなスケート靴が見つかれば幸いです
コメント