スケーティングの極意「膝を曲げる」【アイスホッケー 】

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この記事はスケーティング上達のための最初のヒントの記事です。

スケーティングシリーズでは、スケートの滑り方の基本をお伝えしていきます。この記事の目的は、初心者のアイスホッケー選手がスケーティングの基礎を理解し、また経験豊富な選手が基礎を見直して、最大限のスケーティングができることを手助けとなることを目指します。

今日の記事では、スケーティング時の適切な膝の曲がりの重要性について記載していきます。

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アイスホッケーを上達させる極意「膝を曲げる」

「滑るときは膝を曲げなさい」

『滑る時に膝を曲げる』

アイスホッケー選手が最初にスケートを教わるときに与えられる重要かつ最大のアドバイスですが、経験豊富な選手であっても多くの場合は十分に正しく膝を曲げてスケーティングをできていません。

実際、プロ選手をスケーティング指導するトレーナーの記事を読むと、オフシーズンに最初に行うトレーニングは、プロ選手がシーズン中に癖ついてしまった悪いスケーティングの癖の修正を行うそうです。

さて、ひざの曲がりがなぜ重要なのか考えてみましょう。

膝を曲げる重要性

膝がしっかりと曲がることで以下のようなメリットを得ることができます。

足はショックを吸収する装置のようなもの。
膝を曲げることで、よりスムーズなスケーティングストライドが得られます。
膝を曲げると、姿勢を低くすることができます。
低い姿勢は、より高いバランス力を得ることができます。
各ストライドで大きな力を出力するために膝を深く曲げる必要があります。
より深く曲げた膝は、スケーティングの各プッシュの際に力強いパワーを発揮します。小さな膝の曲がりは、スケーティングの各プッシュ時に小さな力しか発揮できません。つまり深い膝の曲がり=より多くのパワーを生む
滑ってる側の足を深く曲げることで、ストライドを長く保ち、姿勢を低くすることにも役立ちます。長いストライド(速いスピードを維持する)=より速いスピード
これらを総合すると、深い膝の曲げ=スムーズなストライド、より大きなパワー、より長いストライド、より良いバランスを生み出す

シドニークロスビーは、姿勢が低いのでディフェンダーがパックを奪うのが大変だと言われています。

良いホッケースタンスのセルフチェック

良いスケーティングを行うには良いホッケースタンスを身につけていなければなりません。簡単にセルフチェック項目を記述していますのでフォームを見直してみましょう。

□肩幅より少し広く足幅を取ります
□重心は足の上に乗るようにする。そうすることで加速しながら前方に傾けることができます
□足首、膝、腰を曲げて、曲がる大部分が膝から来るようにする(膝が一番曲がっている状態)
□スタートスタンスの際は足首、膝、肩は、直線的になっている必要があります。全てが足の上に据えられることで、良いニュートラルホッケースタンスとなります
□胸は倒しすぎず頭は上がっていなければならない

まとめ

膝を曲げなさいと必ずスケートを習った際には言われたことがありますが、何故膝を曲げなければいけないのか理解出来ましたでしょうか。

経験者であっても意外と出来ているようで出来ていない部分ですのでもう一度自分のフォームとホッケースタンスの基本を見直すことでレベルアップにつながります。

しかし、深く膝を曲げるのは云うは易し、やるは難しです。

やってみると分かりますが、かなり大腿部への負荷が大きいので下半身の強化が必要となります。

お尻から太腿に関してはシングルレッグスクワットなどのアイスホッケーの為の特異的なトレーニングが必要となります。

その辺りの記事も徐々に更新していきますので、是非ご参考ください。

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