アイスホッケーの最高峰NHLで日本人が出場したのは現アイスバックスのGK・福藤豊選手のみで、プレーヤーは未だに出場はありません。
アジアリーガーがオフシーズンにNHLの下部組織のキャンプに参加したりはしていますが、なかなか出場機会には至っておりません。
しかし、現在は私が昔やっていた頃とは比べものにならない人数が海外でプレーしています。
有名な選手でいうと、ピッツバーグ・ペンギンズの下部組織に所属している平野裕志朗選手がいます。
現在、最もNHLに近い日本人プレーヤーと言われています。
参考URL:平野裕志朗、NHLに一番近い日本人「今は結果を出すことが最優先」(サンスポ)
近い将来、初の日本人プレーヤーとして出場するかもしれませんね。
ブログやインスタグラムも更新していますので、気になる方は平野選手をフォローしてみてください。
他にも、10代前半で海を渡り頑張っている選手も何人かいるようです。
フェイスブックで知りましたが、こういう選手も出てきているんだなと感慨深いです。
【古川逸暉選手:GTHL Top Prospects Game 2018】
「GTHL Minor Midget Top Prospects Game Powered by Under Amour」が本日開催されました。会場には立ち見部分も溢れかえる程の観客、メディア、スカウトが来場し、特別な雰囲気となっていました。試合前には動画の通り各選手が一人ずつ紹介され、その後特別コーチを務めるAdam Graves氏、Wendel Clark氏らも紹介されると大歓声を浴びていました。
試合は古川選手のチームが3−1で勝っている展開から残り40秒で2失点(同点ゴールはなんとブザーと同時に!)で追いつかれ、延長戦で勝利するというエキサイティングな内容でした。古川選手は序盤はあまり見せ場がなかったものの、3ピリには積極的にシュートを打ち、持ち味のスピードからのシュートで観客を沸かせる場面もありました。ポイントには絡みませんでしたが自らのスキルを披露し、この大舞台でリーグ屈指の選手達と対等に戦う姿はとても誇らしいものでした。
これからもGTHLのレギュラーシーズン、プレイオフ、そしてOHLカップと、試練は続きます。OHLドラフトイヤーを悔いなく送れるよう、引き続き日々貪欲に前に進んで欲しいと思います。日本からもご声援、宜しくお願いいたします。
参照:facebookより
試合の様子
【古川選手#14】
古川選手の試合を観ると、十分に通用しているように感じます。
しかし、異国の選手がドラフトにひっかかるには、わかりやすい結果がやはり欲しいところですね。つまりゴールやアシスト。
しかし、やはり海外ではこのように学生のアイスホッケーでもこれだけ人気があり、スカウトにも見てもらえる機会があるのは羨ましいですね。
日本の甲子園での高校野球のように、観客も未来のアイスホッケーのスター選手を見ておきたいという感じなんですかね。
あとがき
日本は、現在世界選手権でも男子はトップディヴィジョンではないため、活躍してもスカウトに見てもらえるチャンスがなかなかないので声をかけられるのを待っていては、いつまでも進出ができないのかもしれません。
プロ野球選手になりたいなら、甲子園に出て活躍するのが最も近道で、高校軟式野球でいくら全国優勝して活躍してもスカウトされないのと同じですね。
平野選手や古川選手のように早い段階で、見てもらえる環境に飛び込んでいくことが、唯一の方法なのかもしれませんね。
サッカーでもキング・カズ選手は日本サッカーがまだまだの頃に、ブラジルに単身で留学して結果を出したことがきっかけとなり、次世代の中田選手や香川選手、本田選手につながったように、また、野球でいえば野茂選手のような存在が日本にも必要なのでしょう。
欲を言えばさらにスター性があれば、メディアの後押しもできれば、衰退したアイスホッケー界の希望の光になるかもしれません。
海外で選手生活を送るのは想像以上に大変だと思いますが、ぜひ現在海外で頑張っているアイスホッケー選手には頑張っていただきたいです。
関連リンク
平野選手のブログ
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