2018ー2019アジアリーグもサハリンの優勝で終わり、日本国内でのアイスホッケーシーズンも概ね終了しました。後は、4月からのNHLのプレーオフ、世界選手権等で今シーズンも終盤にさしかかっています。
そんな中、アジアリーグのオールスターゲームが明日、東伏見のダイドードリンコスケートリンクで開催されることになりました。
詳細は下記のリンクからどうぞ
アイスホッケーヒーローズ2019
久しぶりの日本でのトップ選手のオールスターゲームですので非常に楽しみですね。
今回も、私は私用で観戦には行けませんが、ご興味ある方は是非行かれてみてはいかがでしょうか。
ここからは、私の個人的な気ままな意見ですので気分を害される方もいるかもしれませんので興味がなければそのままそっと別ページに飛んでください。
今回のアイスホッケーヒーローズですが、とても良い企画ですし面白いと思います。
ただ、やっぱり『遅かった』という印象が拭えないんです。
この企画が、クレインズ廃部決定後に決められたことなのか、もともと進められていたものなのかはわかりませんが、報道の順を追って聞いている私のような一般草ホッケー人からすると、日本アイスホッケー界の衰退に慌てて作った企画のように思えてしまうのです。
慌ててやっているせいなのか企画戦略もイマイチのせいなのか、アイスホッケーをやっている人であっても1週間前になってもオールスターゲームがあることすら浸透していないのです。
私のチームメイトでも知っている人はせいぜい1割程度でした。
こんな状況では、何も知らない一般人の方が知るわけ無いですよね。
正直、ターゲットや目的がイマイチ伝わってこないように感じてます。
誰に、アイスホッケーの何を伝えたいのか。
現状ではアイスホッケーの衰退を危惧している、ファン層のみにしか届かないんではないかなと思うのです。
たしかに、巨大な広告を打つには巨額なお金が必要で、今の現状では大きなスポンサーもつかないから、できることにも限界があるのはわかりますし、動かないでなにも行動しないよりは遥かにマシですが、もっと戦略的に動いてほしいなと個人的には思います。
本当に本気で考えたのかなと疑念を持ってしまうんですよ。
どうすれば注目してもらえるか、お金がないならないなりの方法や目的をもっとはっきりしてほしいわけです。
アジアリーグが来季どうなるかわからない状態でのオールスターゲームの意図。これから約半年はオフシーズンになる前のオールスターゲームの意図。
全く見えてこないわけです。
おそらくゲーム終了後に「今シーズンは様々な報道でご心配をおかけしています。今後まだどうなるかわかりませんが、これからも応援をよろしくお願いします」的な終着になると思うのですが、具体的な今後の対策や方針は?
ぜひ連盟や運営フロントから今後の具体的な方針や案を示してほしいです。
それが示されないのでなければ、このオールスターゲームも学校の文化祭ぐらいの価値で終わってしまう。
アジアリーグ終焉の思い出作りとしてやるわけではないですよね。
ぜひお願いします。
バスケットボールやラグビーは、かつて野球やサッカーに比べればマイナー競技でしたが、今ではものすごい力をつけて競技人口も着実に増えて来ています。海外で活躍選手も生まれて来ました。
また、昨年行われたクラッシュドアイスというクロススケートはご存知でしょうか。横浜で行われたクラッシュドアイスですが、日本初開催でほとんど誰も知らないスケート競技にものすごいたくさんの観客を呼び込みました。私も見に行きましたが、おそらく数千〜1万人規模。
両者の違いは長期的にしっかりに考えられている戦略の違いだと私は思います。
正直なところ、この今の状況を1年や2年で変えられるとは到底思えません。
今後のアイスホッケー界が求められるのは、長期的に綿密に練られた計画的な戦略です。
この逆境を耐え忍んで次に訪れるアイスホッケーのブームまでにしっかりとした準備とそれを活かして後世につないでいける戦略を、トップから末端まで統一できるかどうかでしょう。
私たちが思っているほど、アイスホッケーの認知は低く、一般の人を巻き込むのは非常に難しい。
そういう意味でも私は明日、明後日のアイスホッケーヒーローズ2019をこの観点からも注目しています。
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