フレックスガイド【アイスホッケー スティック】

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スティックを購入するときは、考慮すべき3つの要素があります。フレックス、ブレードのパターン、価格があります。また、スティックの長さが適していることを確認してください。

購入後に長さを調整するためにカットすることができますが、長さを調整するとフレックスに影響します

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アイスホッケースティックのフレックスとは?

フレックスとは、シャフトがどれだけ曲がるかをテストしてスティックの作成時に使用される尺度です。いわゆるスティックのしなりの度合いです。

使用される数値は、シャフトを1インチ曲げるために必要な重量です。 フレックスの前に表記される数字が重要で、その数字が例えば100フレックスのシャフトを1インチだけしならせるには、100ポンド(約45kg)の力を加える必要があります。

つまり数字が大きければ大きいほどスティックをしならせるのに強い力が必要となります。

適したフレックス(Flex)を選ぶ

スティックのフレックスは非常に重要な要素です。

体に合ったフレックスは、アイスホッケーのあらゆるショットのパワーと正確さを向上させるのに役立ちます。あまりにも剛性が強いもの、または弱すぎるフレックスは、パワーと精度に悪影響を与える可能性も同時にあります。

このガイドは、アイスホッケースティックの正しいフレックスを見つけるのに役立つ記事となります。

フレックスの数字はシャフト部分に書かれていますので、自分に適したフレックスを選びましょう。

ホッケースティックフレックスチャート

幼いプレイヤーは、始めのうちはシュートの基本ができていないので、フレックスを使いこなせるレベルに至らないうちはあまり心配する必要はありません。同様に初心者プレーヤーもフレックスを上手く使いこなすことはできないので、初心者の方も過度にフレックスについて気にすることはありません。

そこで、年齢別の一般的なアイスホッケースティックののフレックス値を示すチャートを下記しますので若い、または初心者の方は参考にしてみてください。

 【年齢別フレックスチャート】
ユース(3~8歳)= 40フレックス
ジュニア(7~13歳)= 50フレックス
インター(11~14歳)= 60-75フレックス
シニア(14歳以上)= 85フレックス
硬めのフレックス= 100フレックス
超硬度= 110フレックス

自分に合った正しいシャフトを選択する方法

スティックのシャフトサイズ

アイスホッケースティックには、ジュニア、インター、シニアの3つのオプションがあります。

シャフトのオプションの違いは、直径(太さ)、長さ、フレックスです。

ジュニアシャフトは最小の直径を持ち、最も短いスティックでもあり、シニアスティックは最も太いシャフト(直径が大きい)を持ち、最も長く作られています。ジュニアシャフトは一般的に若いプレーヤー向けで、インターシャフトは若者と大人のために作られており、シニア・スティックは14歳以上のプレーヤーが使用しています。

フレックスは、シャフトのタイプによっても異なります。詳細については、上記に記した年齢別フレックスチャートを参照してください。

ただし、年齢だけでシャフトのタイプを決めないようにしてください。若くても体の成長が早い選手は十分に力強く体を扱えるのであるならば、シニアシャフトを使うための技術を持っているかもしれません。また、身長や体重が低い大人のプレーヤーの中にはインターシャフトの方が適切なシャフトの恩恵を受けるかもしれません。

正しいシャフトを選ぶのは簡単ではありません。適切なシャフトとフレックスを選択するために、以下を参照してください。

正しいフレックスを選ぶ方法

まず出発点として、一般的な方法として言われているのは、体重の半分のフレックスを選ぶことです(※注 日本は体重をKg表記なのでポンドに変換してから計算してください)

例えば体重が180ポンド(約81kg)の場合、90フレックスから始めます。その数値からスタートして、フレックスの調整が必要と思われる場合は、次項を参考にしていただき自分に合ったより良いフレックスを計算してみてください。

□スティックのしなりを利用して強く撃つ方法・技術を知っているなら+5フレックス。
□スラップショットをよく撃つなら+5フレックス。
□筋力が少ないと感じる場合、またはフォームが良くない場合は-5フレックス。
□スナップショットとリストショットをたくさん打つ場合は-5フレックス

例えば180ポンド(約81kg)の体重で、フィジカル的にも強く、たくさんのスラップショットを打つことができる選手の場合、最初のフレックスは90でスタートして、+10フレックスの100フレックススティックに調整して使用するとより効果的にスティックを扱える可能性が高まります。

フレックスは個人的な好みでもあることを念頭において、上記の式を参考にすると、ほとんどの選手の間では非常に正確に自分に合った適切なフレックスのスティックに出会えるはずです。

ホッケースティックをカットするとFlexに影響がでます

スティックの長さを調整するためにカットするとフレックスの値は変動します。

現在販売されているスティックのほとんどは、どれくらいカットするかに応じてスティックがどのくらいのフレックスを持つかを示すガイドがスティックのエンド部分に印刷されています。

一般的な規則として、2インチ(約5cm)ごとにカットするとフレックスが10増加します。例えば85フレックスのスティックを2インチカットすると、95フレックスホッケースティックになります。

シニアスティックは元の長さが長めに作られているので、場合によっては数十センチ切る必要が出てくるような場合、フレックスの値も大きく変わり本来のバランスも崩れてしまう可能性がありますので、かなりの長さを切る必要性が出てきそうな場合は、インターのアイスホッケースティックの使用も検討してみてください。

このように選んでいくと、必要なフレックスとバランスが整ったスティックになります。

アイスホッケースティック購入する前に…

ホッケースティックの詳細については、ぜひ「ホッケースティック購入ガイド」をご覧ください。

スティックの長さについての情報は、「アイスホッケースティックの長さについて」をご覧ください。

まとめ

私が幼少の頃は、今のようにコンポジットのスティックも販売しておらず基本的に木製のスティックしか販売されていませんでした。現在のようにフレックスは幅広く設定されておらず、シュートはスティックをしならせて強く打つんだと言われても、小学生くらいの力では木製のしかも短いスティックを上手にしならせることなんてほぼ不可能でした。

そのために年齢が上がるにつれて、硬いスティックをしならせることができるように、筋力トレーニングをひたすらやらされて、体重を増やすことがホッケーのシュートが上手くなる方法とされていました。

全否定はしませんが、筋トレと体重増加だけでホッケーは上手くなりませんよね。今は、技術の進歩によって、これだけ幅広くフレックスも選択でき、幼少期からスティックをしならせる感覚を学ぶことができるので、いたずらに筋トレをしたり、体重を増やすことがなくなり、他のテクニカルな部分に時間を投資できるようになってきたのではないでしょうか。

少し話が脱線しましたが、スティックはアイスホッケー選手にとって最重要の用具のひとつが、せっかくこれだけ細分化されて販売されているわけですから、自分に合ったスティックをぜひ手にしていただいて、皆さんのプレーのレベルアップにつながれば幸いです。

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