アイスホッケーのレベルアップの近道の1つが『ルックアップ』です。
アイスホッケーを始めた人なら、早くから顔を上げてプレーするルックアップの癖を習得してしまいましょう。下を向いてプレーする癖がついてしまうとなかなか抜けませんよ。
ルックアップって何?
ルックアップとは、英語の意味のごとく顔を上げてプレーすることを意味します。
アイスホッケーはスティックを使って、体から離れた場所でパックを扱わなくてはいけないことと、スケーティングしながらのプレーなので、足元が気になったり、キャリーしているパックをどうしても見がちです。
ルックアップの重要性
アイスホッケーは、他のサッカーや、バスケットボールなどと一緒で、周りを見ながらプレーすることが非常に大事です。
相手や味方の位置や、ゴーリーのポジションなどを見ながらプレーしないと、めくら(闇雲な勘で行う)プレーでは精度は一向にあがりません。
アイスホッケーだけでなく、他の競技でも上手な選手を観察していると皆、ルックアップしてキョロキョロと周りを見ながらプレーしてます。
ルックアップできるかどうかは、アイスホッケーのレベルアップにとても重要です。
ルックアップの練習
ルックアップの練習はいたって簡単で、普段の練習から手元を見ないでプレーすることを意識します。
ハンドリング、シュート、ドリブル、パス、どの練習の時にも顔を上げてプレーすることを意識します。
自分で自宅などで出来る練習は、ハンドリングの時に顔を上げる練習が良いと思います。まずはこれから始めてみましょう。参考動画載せておきます。
ルックアップのコツ
ルックアップのコツは、以前に上げた『スケーティングの際に膝を曲げる』という記事を書きましたが、プレー中に膝を曲げるのが一番のコツとなります。

膝を曲げると、重心と頭部が下がって視野が下に下がります。
視野が下がると、視野の下の方でなんとなく見える部分でパックを少し捉えることができます。
基本は前方に焦点を当てて周りを見ながら、少し見える部分でパックの位置を把握するようにすると、顔を上げてプレーも少ししやすくなります。
もう1つは、コツではないかもしれませんが、練習を積んでいくうちに、スティックの先やブレード部分が体のセンサーのような役割をしてくるので、一度ブレードに収めてしまえばどの辺にパックがあるかどうかは経験でなんとなく把握できるようになります。
このぐらいになれるまで、ハンドリングで練習できると良いかもしれません。
あとがき
ルックアップの重要性は伝わりましたでしょうか?
ただし全てのプレーで、絶対に顔を上げなさいというわけではありませんよ。チラッと一瞬だけ見て、自分の感覚でパックを把握できるようになったらすぐ顔を上げてプレーするイメージです。
初心者の方や、中級者の多くは、不必要にパックを見過ぎてしまう傾向があるので、まずは顔を上げてプレーすることを身につけましょう。
ルックアップできるようになったら、一気にプレーの精度や、スコアがアップしますよ!
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