【パスの基本編】動きながらパスを出そう

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アイスホッケーにおいてパスは重要かつ基本的な技術のひとつです。そんなパスについて今日は簡単に解説していきます。

アイスホッケーという競技はパスを非常に重きを置いている競技です。一試合を通してパスの回数も多く、なによりスコア記録としてダブルアシスト(ゴールを決めた人にアシストとした人にパスした選手)までポイントとして記録されるというのは、それだけアイスホッケーでパスが重要だということを表している証拠です。

アイスホッケーを始めた人もまずは、スケーティング・シュート・パスを練習していくと思います。

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アイスホッケーのパスの基本

相手の進んでいる(進みたい)少し先にパスを出す

どんな競技でもそうですがパスの基本は相手の進んでいる、もしくは進みたい方向の少し先にパスを出すことです。

始めたばかりの子供などに多いですが、パスの練習をスタンディングパス(向かい合って立った姿勢でパスをしあう)で行うため、相手のブレードにパスを出す練習をして、それが癖付いてしまうため、パスを出す相手が動いているにもかかわらず、ブレードに向かってパスを出してしまうと、到達する頃には足元や後方にパスがいってしまいます。

スタンディングパスで練習したのちは、並走してのパスや、相手が動いた状態でのパスの練習を増やしましょう。参考動画載せておきます。

パスの種類

少し上達してきたら、パスの種類を取得すると、パスを出せるポイントが増えます。

  • 通常のパス
  • フリップパス…パックを浮かせたパス。相手DFのスティックなどが味方との間にあるとに、パックを浮かせて味方に到達させる。
  • 壁パス…フェンスを利用して角度のないところからのパスや、DFをかわす。
  • ダンプ…アイシングにならないようにアタッキングゾーンに放り込んで、攻め込む際に使う。
  • チップ…味方の動きを見ながらダンプより弱い放り出し、相手の後方にパスを出して味方が走ってとる。

ダンプとチップはパスに含むか迷ったのですが、パスの応用と思っていただければ結構です。

ダンプ

チップ

パスのコツ

パスの基本として『相手の進む少し先に出す』と話しましたが、やってみると意外と難しいと思います。訓練も必要ですが、ちょっとしたコツがあります。

それは、『自分も動きながらパスを出す』というのが、方法の1つです。

言葉だけでいうと難しいのですが、説明すると、自分がパックキャリアで、スタンディングの状態で走っている選手にパスを出すのは実はとても難しい技術なのです。相手の選手のスピードが速いほど難しくなります。
そこで、自分もパックを持ちながらパスを出すと、すんなり良いところにパスが出しやすくなります

これは、なぜかというと相対速度という物理の法則が関係しています。

例えば、時速100kmの車に乗ってる人に、歩道からボールをパスするのは難しいですが、自分が時速90kmの車に乗っていて、追い抜かされるときにボールをパスするのは容易だということと一緒になります。ちょっと現実的な例ではないですがイメージつきますかね?

同じ100kmのスピードでも、相対速度が大きく異なると、パスの出す難しさは異なります。同じ速度で並走していれば、相対速度は0kmになるので、スタンディングパスと変わらなくなるので並走してるときはパスが楽ですよね。

これをローリングシュートなどの練習の時にやってみると実感しやすいと思います。

止まりながらのパスは難しい。

少し動きながらパスをすると上手くいく。

ちょっと試してみてください。

ただし、試合などのプレー中は止まった状態からや、体勢やポジショニングが悪い状態でのパスを出さなければいけないこともたくさんあるので、様々なシチュエーションをイメージして練習を積みましょう。

あとがき

『相手の進む少し先に出す』

アイスホッケーは他のフィールド競技と違い、壁で囲われているので、前に出しさえすれば、仮に前に出し過ぎても壁に跳ね返ってきたのを受け取り前に進むことができる特殊なスポーツなので『前にパスを出す』というのがアイスホッケーのパスではより重要となります。

後ろに出してしまうと攻め上がりが止まってしまい、攻撃のスピードも下がり、相手が守りやすい攻撃になってしまいます。

初心者の方はぜひ意識してやってみてください。

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